corgibell.com

自分の味覚-2    タイ飯編


バンコクの屋台飯にデビュー。
まずは「カオマンガイ」で、当地で一番人気のお店。
(蒸した鶏肉と、その蒸し汁で炊いた御飯)
日中は大混雑しているらしく、朝5時半からやっているというので、早起きして食べに行った。
脂身の多い皮付き鳥肉をせいろで蒸して、その蒸し汁で炊いたご飯の上に蒸し鶏を載せたもの。
全く辛くなくて、香辛料も使っていない。
鶏のうま味がとてもタイ米に合っている。
あっという間に平らげて、いやぁー、美味しかった。
これで140円とは驚き。
なんと、渋谷を始め日本に4ヶ所の支店があるとのことで、もう一度驚き。(ピンクのカオマンガイ屋さん)

Facebook 2015年11月22日


先週の「カオマンガイ」(蒸し鶏飯)に引き続き、美味しいタイ飯の第2弾は、「ラッナー」(あん掛け麺)。
豚肉と青菜を炒め、ちょっと甘めのあん掛けにして、太めの麺に掛けてあるだけなんだけど、凄く優しい味で、極上に美味しい。
タイ飯は極端に辛い料理が多過ぎて、苦手だったのだけど、先週に引き続き、今週も優しく美味しくて幸せ。
Facebook 2015年11月28日


タイ北部ぐるっと3,000キロ、タイ飯三昧の旅の3日目、お昼は「豚バラ煮込み御飯」(カオカームー)。
屋台の定番飯だけれど、どこの屋台で食べても必ず美味しい。
大きなお鍋に濃い茶色の煮汁で豚バラ肉の固まりと何本もの豚足を煮込んでいる屋台を見つけたら、絶対に食べてみるべき。
タイは鳥肉と共に豚肉がとても美味しくて、この料理はその美味しい豚肉の旨みを充分に味うことが出来る。
香辛料(たぶん八角)をかなり使っている様で、強い香り嫌いの自分には合わなさそうなのだけれど、要は旨みと香りのバランスの問題。
旨みが香りに勝っていれば良し。
今日のは肉の旨みが沢山出ていて、特に美味しかった。
Facebook 2015年12月2日

タイ北部をぐるっと3,000キロ廻って得られた最大の収穫は、自分にとっての「美味しいタイ飯」がはっきりと分かったこと。
「辛い」、「パクチ」、「ナンプラー」が自分に向いていないことは20年前の前回駐在時から分かっていたけれど、前述3条件をクリアーしていても美味しい時と感心しない時がある。
もう一つ、自分には4つめの条件があって、それは「過度な香辛料」だと言うのが今回はっきりと分かった。
もう少し具体的に言うと、素材の旨みを殺してしまう強い香り。
もともと鼻につく強い香りが苦手で、日本料理でもショウガやお酢、柑橘系のすっぱさを得意としていなかった。
タイ料理でも同じなんだと、今回の5日間ではっきりと分かった次第。

当HP「タイ北部ぐるっと3,000キロ」より 2016年8月1日


美味しいタイ飯について。

タイ飯には過度に辛い物が多いけれど、自分は辛いのが苦手。
辛さに対する自分の舌の許容限度が10だとすると、タイ飯は30とか50くらいの過度に辛いものが大半。
一口食べた瞬間に舌がヒリヒリと麻痺してしまい、味なんか全く分からなくなり、他のタイ料理が美味しいんだかどうか不明のまま食事が終わってしまうことが多く、前回の駐在時にはタイ飯自体を敬遠していた。

最近、タイ飯に限らず、自分は香りの強い料理が苦手なんだと言うことに気が付いた。
強い香りは、自分にとっては料理の旨み味を邪魔しているだけの存在とやっと分かった次第。
香辛料も得意で無いものが大半で、またショウガも苦手。
お寿司の横に添えるガリ(ショウガ)も、自分にとっては魚の旨み味を邪魔するだけのもので、絶対に手を付けない。
タイ料理で言えば、パクチ(香草)とナンプラー(魚醤油)は臭いがきつくて、全く苦手。

そうは言っても、せっかくタイ料理の本場にいるので、自分にとって美味しいタイ料理を探し求めてみた。
探したのは、以下の4条件に合致するタイ料理。
① 過度に辛くない
② 香辛料が少ない
③ パクチを使っていない
④ ナンプラーを使っていない
実は、タイ料理の95%は上記4条件を満たしていない。
(「過度に辛くない」だけで70%は対象外になってしまう)
したがい、残り5%の中でから探すことに。

4条件を満たした優しい(辛くない)味のタイ飯の中で一番美味しいと思うのが「カオマンガイ」(蒸し鶏ご飯)。
前述済みなので、詳細は省く。

4条件を満たしたもう一つは、「プーパッポンカレー」(蟹の卵とじカレー)。
カレーという名前が付くので、辛くて香辛料も沢山使っていそうだけれど、自分の限界辛さが10だとすると辛さは1程度。
香辛料も控えめで、蟹の旨みをけっして邪魔せず、脇役に徹している感じ。
この料理の発祥レストラン「ソンブーン」が一番美味しい。
普通は殻付きの蟹を使っていて食べるのが大変だけど、写真の様に殻無しの特別オーダーが出来るので、安心して食べられる。
当HP「エッセイ」、「バンコクの街角から」内の「美味しいタイ飯の4条件」より
2016年7月27日


タイ・レストラン「ブルーエレファント」のスープで事件が。
2種類からの選択で、定番の「トムヤムクン」と「ターメリック・サーモン」。
本場タイの「トムヤムクン」は物凄く辛い&酸っぱいことが多く、近づかないようにしているので、迷い無くサーモンスープを選択。

「辛さ控え目で」と頼んだのだけど、出て来たスープはとんでもなく辛くて、また香辛料(ターメリック)も前面に飛び出していて、一口すすって断念。
自分の場合、舌がヒリヒリになり、後の料理の味が分からなくなるのが見え見えなので。
(娘は「これは普通だよ」と言っていたけれど)
手を付けていないのが分かったらしく、給仕の人が飛んで来たので、「辛すぎて」とご免なさい。
「別のを」と言ってくれたのだけど、申し訳ないので、辞退。
それでも、新しいのを持ってきてくれた。
見た目は何も変わらず、透明なスープにサーモンの固まりが浮いている。
これが何と全く辛くなくて、とても美味しい。
最後のひとさじまですすってしまった。
魚介の旨みたっぷりで、和風出汁に野菜の甘みを加えた様な味。

辛み(赤唐辛子)と臭み(ターメリック)を付ける前の元スープの様子。
これは新発見。
辛みを付ける前のタイ料理って、とっても美味しいんだ。
ただ単に辛ければタイ人は喜ぶんだと思っていた。
タイ人と御飯を食べに行くと、自分は辛すぎて毎回味が分からなくなるのだけれど、「今日のは美味しいけれど、この前のは美味しくなかった」と良く言っていて、その理由が初めて分かった様な気がした。
あの辛さなのに、ベースの味の差が分かるとは、タイ人恐るべし。
(自分が辛さに弱いだけかも)
Facebook 2016年8月15日


自分の味覚
目次ページへ戻る